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事業者変更とは?手続きの流れやメリット、注意点を徹底解説

事業者変更

事業者変更は、工事なしで光コラボを乗り換えることができ、最短8日で開通できるなど手軽でメリットの多い乗り換え方法です。

しかし、事業者変更ができる光回線とできない光回線があったり、手続きのタイミングによっては解約金が発生したり、注意点もあります。

今回は、事業者変更とは何なのか、事業者変更のメリット、注意点、手続きの手順まで徹底解説します。

この記事を読めば、安心して事業者変更の手続きができるようになりますよ。

※表記している価格は税込みです。

「光コラボって何?」という方は、まずは下の記事を読んでくださいね。

この記事の監修者椎名椎名(しぃ)

2015年に当ブログ「internet-all」を立ち上げてから約8年間、光回線に関する情報発信に携わってきました。光回線の代理店で販売やコンサルティングも経験。インターネット回線の知識を活かし、ネット回線ナビゲーターとして、インターネット回線の選び方やお困りごとに関する無料相談を200件以上行ってきた実績があります。
@shey_blog

目次

事業者変更とは?

事業者変更のイメージ図

事業者変更とは、光コラボから他の光コラボに乗り換えることを指します。(光コラボ=正式名称「光コラボレーション」)

NTTの回線はそのままで、サービスを提供する事業者だけを手軽に変更できるため、最近は事業者変更で乗り換える人が増えています。

ちなみに事業者変更で他の光コラボに乗り換えても、回線の品質や対応エリアなどは同じです。

しかし、事業者ごとに月額料金やスマホのセット割、キャンペーンなどが異なるので、自分の希望に合った光コラボに乗り換えれば、今よりお得に光回線を利用できますよ。

事業者変更できるのは光コラボのみ

事業者変更が可能なのは、光コラボ間の乗り換えのみです。

事業者変更が可能な例のイメージ図

光コラボは、NTT東日本・西日本のフレッツ光回線を利用したサービスです。代表的なものを挙げてみますね。

ドコモ光ソフトバンク光楽天ひかり
ビッグローブ光So-net光IIJmioひかり
GMOとくとくBB光@nifty光エキサイト光
エキサイトMEC光ahamo光enひかり
@TCOMヒカリDTI光U-NEXT光
光コラボの例

事業者変更にならないケース

以下のような、フレッツ光の回線設備を使わない独自回線からの乗り換えは事業者変更の対象外です。

事業者変更ができない光回線
  • auひかり
  • NURO光
  • 電力系回線(コミュファ光、eo光、メガ・エッグ、ピカラ光、BBIQ)
  • ケーブルテレビ(JCOM、イッツコム、baycomなど)

独自回線から光コラボへの乗り換え、または光コラボから独自回線への乗り換えでは、既存の回線の撤去・新規工事が必要ですし工事費も発生してしまいます。

転用と事業者変更の違い

事業者変更と似た乗り換え方法に「転用」があります。

現在契約している光回線がフレッツ光か光コラボかによって、「転用」「事業者変更」のどちらになるかが決まります。

  • 転用:フレッツ光から光コラボへの乗り換え
  • 事業者変更:光コラボから光コラボへの乗り換え

「転用」も事業者変更と同じように利用中の回線を継続して使うので、工事不要で乗り換えることが可能です。

転用の方は下の記事を参考にしてみてください。

フレッツ光への再転用も事業者変更

光コラボからフレッツ光に戻す場合(再転用)も、事業者変更で手軽に手続きできます。

事業者変更が始まる2019年7月1日以前では、光コラボからフレッツ光に戻す場合は回線の撤去・新規工事が必要でした。

現在は事業者変更で手軽に行えるので便利ですね。

事業者変更のメリット5つ

事業者変更のメリット

ここでは、事業者変更で光コラボを乗り換えるメリットを解説します。

1.安くてお得なサービスに乗り換えられる

光コラボ事業者は現在700社以上あり、月額料金やスマホのセット割、キャンペーンは事業者によって様々です。

今の事業者よりも月額料金が安い事業者に変更したり、スマホとセット割が組める事業者に変更したり、キャンペーンでキャッシュバックがもらえる事業者に変更したりすることで、今よりインターネットの料金を節約することができます。

通信費は毎月かかるものなので、安くなるに越したことはないですよね^^

2.工事が必要ない

事業者変更では、すでに設置された回線設備をそのまま利用できるので、乗り換えの際に工事が必要ありません。

しかも、工事なしで事業者を変更するだけなので、切り替えまで7~14日程度とスピーディです。

2019年7月1日に事業者変更が始まるまでは、光コラボ間の乗り換えは現契約を解約してから新規契約をする必要がありました。

現契約の光回線の撤去工事・新規契約の光回線の設置工事も必要でしたが、今は面倒な手続きはありません^^

3.工事費がかからない

事業者変更では、工事が必要ないので工事費も0円で乗り換えられます。

光回線の工事費は通常15,000~45,000円程度必要なので、余計な費用を支払わずに乗り換えできるのは嬉しいですね。

ただし、乗り換え前よりも速度が速いプランに切り替える場合など、別途工事費が発生することもあります。

4.ネットが利用できない期間が発生しない

事業者変更での乗り換えは、すでに利用中の回線設備をそのまま使えます。

切替日に乗り換え元の回線から乗り換え先の回線に切り替わるため、インターネットが使えない期間が発生しません。

事業者変更の切り替えのタイミング

光コラボ同士ではない乗り換えの場合、申し込むタイミングによってはインターネットが利用できない期間が発生してしまいますが、事業者変更なら乗り換えもスムーズです。

5.ひかり電話の電話番号を引き継げる

事業者変更では、利用中の光回線をそのまま使えるので、光電話の電話番号を変えずに乗り換えることができます。

2019年7月以前の光コラボ間の乗り換えでは、光電話の電話番号を引き継ぐ場合、1度NTTのアナログ回線に戻してから乗り換え先の光電話に移行する「アナログ戻し」が必要で、工事も行わなければいけませんでした。

事業者変更なら面倒な作業が必要ないので楽ちんです。

事業者変更前に知っておきたいデメリットと注意点

事業者変更のデメリットと注意点

光コラボで事業者変更をする前には、知っておかなければならない注意点があります。

乗り換え先の光コラボで事務手数料がかかる

事業者変更で乗り換えをすると、乗り換え先の光コラボで事務手数料がかかります。

事務手数料は新規申し込みでもかかるので事業者変更特有の手数料ではありませんが、1,980~3,300円程度の費用がかかることを覚えておきましょう。

事業者変更事務手数料
ドコモ光3,300円
ソフトバンク光3,300円
楽天ひかり1,980円
GMOとくとくBB光3,300円
ビッグローブ光3,300円
So-net光3,500円
IIJmioひかり3,300円

解約金が発生する可能性がある

事業者変更をすると、乗り換え元の回線は解約となります。

一般的に光コラボの契約期間は2~3年で、更新月以外に解約すると5,000円程度の解約金が発生します。(2022年7年以前の契約の場合の解約金の相場は10,000~20,000円)

そのため、解約のタイミングによっては、乗り換え元の光コラボで解約金が発生してしまうんですね。

事業者変更をするときは、解約金の発生しない「更新月」での手続きがおすすめです。

月額料金が2重で発生する場合がある

月途中に事業者変更をする場合、その月は乗り換え元と乗り換え先の回線の月額料金が2重に発生します。

ほとんどの光コラボは解約時の月額料金が日割り計算されません。

そのため、月途中に事業者変更をした場合、2つの光コラボの月額料金を支払うことになります。(ソフトバンク光のように解約月が日割り料金になる光コラボもあります)

先ほどお伝えした解約金のことも考慮すると、事業者変更は更新月の月末に切り替えが完了するように手続きをするのがベストですね。

事業者変更のベストなタイミングのイメージ図

事業者変更前の契約の工事費はなくならない

事業者変更で光コラボを乗り換える場合、乗り換え時の工事費は無料ですが、支払い中の工事費が免除されるわけではありません。

光回線を設置する際には11,000円~33,000円程度の工事費が発生し、一括払いまたは分割で支払いをします。

もし事業者変更の時点で工事費の残債があった場合は、乗り換え元の事業者に残債を支払わなければなりません。

事業者変更の手続きの流れ

事業者変更の手続きの流れ
事業者変更の流れ(モデルケース)

事業者変更の手続きの流れを一つ一つ解説していきますね。

STEP
事業者変更承諾番号の発行依頼→取得

事業者変更で光コラボを乗り換えるには、11桁の「事業者変更承諾番号」が必要です。

事業者変更承諾番号は、すでに契約している光コラボに電話やWebで依頼をすると、1~3日で発行してもらえます。

事業者変更承諾番号の受付窓口
ドコモ光 0120-800-000
(局番なし)151 ※ドコモ携帯から
<9:00~20:00、年中無休>
コールセンター事前予約
Web:ドコモ光の手続き
ショップ:ドコモショップ来店予約
ソフトバンク光 0800-111-6710(通話料無料)
<10:00~19:00、年中無休>
※電話が繋がったらガイダンスに従って「1→3→2→2」を押す
楽天ひかり Web:申請フォーム
電話:0120-987-300
<9:00~18:00(年中無休)>
GMOとくとくBB光 会員ページBBNavi
So-net光 0120-45-2522
<9:00~18:00、 年中無休(/1/1、1/2を除く)>
ビッグローブ光 Web:事業者変更受付予約
※マイページで事前予約が必要
DTI光 My DTI
@nifty光 Web:マイページ
電話:03-6625-3265
<平日10:00~17:00>
※電話の場合は手数料3,300円がかかる
※契約者本人からの連絡が必要
IIJmioひかり マイページ
エキサイト光 マイページの申込受付フォーム
OCN光 0120-506-506
<10:00~19:00>※日曜・祝日・年末年始を除く
ぷらら光 マイページ
STEP
事業者変更の申し込み

事業者変更承諾番号が発行されたら、乗り換えをしたい光コラボの事業者に申し込みをします。

事業者変更承諾番号の有効期限は15日間なので、番号が発行されたら速やかに申し込みの手続きをしましょう。

新しい回線の開通日も設定できるので、旧回線と月額料金が2重になってしまわないように月末での切り替えを指定しておくのがおすすめです。

STEP
回線の切り替え

事業者変更の申し込みから7~14日程度で乗り換え先の回線に切り替わり、新しい光コラボを利用することができます。

回線の切り替えは切替日に完了することもありますが、1~2日の誤差が発生するケースもあります。

事業者変更では、乗り換え先の光コラボの開通と同時に乗り換え元の回線が自動的に解約になるので、自分で解約する必要はありません。

ただし、オプションは手続きは必要になるケースもあるので、引き継ぎたい場合は事業者に確認しましょう。

STEP
無線LANルーターを設定する

無線LANルーターの設定をしないと乗り換え先の事業者の回線に切り替わらないことがあるので、忘れずに設定するようにしましょう。

無線LANルーターの設定方法は、事業者からの案内に記載されています。

無線LANルーターを事業者からレンタルする場合は、切替日までに無線LANルーターが自宅に届きます。

乗り換え元の光コラボで無線LANルーターをレンタルしている場合は、事業者の案内に従って返却が必要です。

無線LANルーターとONUの写真
※僕の自宅の無線LANルーターとONUです。

なお、ONU(NTTのロゴが入った機器)は基本的にそのまま使えますが、初期化が必要な場合があります。詳しくは事業者からの案内をご覧ください。

事業者変更におすすめの光コラボ

事業者変更での乗り換え先は、利用しているスマホのキャリアに合わせるのが一番おすすめです。一度セット割を組んでしまえば、毎月割引を受けることができるからです。

スマホとセット割が組めない格安SIMユーザーや、月額料金の安さを重視する人は、セット割がなくても月額料金が安いサービスを選ぶと良いでしょう。

ここでは、「ソフトバンク光」「ドコモ光」「スマート光」を紹介します。

ソフトバンク光ドコモ光スマート光
月額料金戸建て5,720円5,720円4,730円
マンション4,180円4,400円3,630円
事務手数料3,300円3,300円無料
スマホセット割ソフトバンク
最大1,100円割引
ドコモ
最大1,100円割引
なし
契約期間2年2年なし
解約金最大5,720円最大5,500円なし
キャッシュバック40,000円38,000円なし

ソフトバンク光ドコモ光では、毎月のスマホ料金が最大1,100円安くなるので、インターネットとスマホの料金をトータルで安く抑えることが可能です。

また、それぞれキャンペーンサイトから申し込むことで、高額キャッシュバックももらえますよ。

スマート光はソフトバンク光やドコモ光よりも月額550~1,000円安いため、シンプルに月額料金が安いサービスを使いたい、という人におすすめです。

事業者変更におすすめの光コラボは、下の記事でも詳しく解説しています。

キャッシュバックがもらいたい方はこちらを参考にしてみてください。

よくある質問

ここでは、事業者変更に関するよくある質問にお答えします。

事業者変更をすると速度はアップしますか?

光コラボ間の乗り換えの場合、同じフレッツ光回線を利用するため基本的には回線の品質に違いはありません。

ただ、プロバイダとの相性や無線LANルーターの変更により速度が変わるケースもあります。

乗り換え元のIPv6が解約されていません

乗り換え元のIPv6が解約されないと、乗り換え先のIPv6を利用することができません。

IPv6の切り替えは、通常は開通日の翌日~1週間程度で自動的に完了します。

ただし、乗り換え元の事業者の不都合によりIPv6が解約されないケースもあります。

その場合は、乗り換え元にIPv6の解約を依頼しましょう(サポートセンターに電話すればOK)。

まとめ

事業者変更での乗り換えなら、工事不要で簡単な手続きのみで光コラボを乗り換えることができます。

事業者変更承諾番号を発行してもらい、乗り換えたい光コラボに申し込むだけの簡単ステップで切り替えできるので、スマホのキャリアを変える感覚で好みの事業者に乗り換えできますよ。

皆さんがこの記事を読むことで不安を解消でき、スムーズに事業者変更ができれば嬉しいです^^

下の記事では、当サイトの無料相談に寄せられた質問と回答を公開しています。興味がある方は、こちらも参考にしてみてください。

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