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戸建てで光回線の工事ができない理由と対処法!代わりのインターネットも紹介

戸建てで光回線の工事ができない理由と対処法!代わりのインターネットも紹介

「自宅で光回線の工事ができないと言われた」
「工事ができない理由と対処法を知りたい」

と思っていませんか?

せっかく光回線を導入する準備をしていたのに、工事ができないと言われると「自分の家でネットは使えないのかな?」と不安になってしまいますよね。

実は、戸建てで光回線の工事ができないケースには理由があり、「別の方法なら普通にネットが使えた」ということも多いです。

この記事では、戸建てで光回線の工事ができない理由や対処法、光回線の工事ができない場合のおすすめのインターネットを紹介します。

ぜひ、参考にしてくださいね。

この記事の監修者椎名椎名(しぃ)

2015年に当ブログ「internet-all」を立ち上げてから約10年間、光回線に関する情報発信に携わってきました。光回線の代理店で販売やコンサルティングも経験。インターネット回線の知識を活かし、ネット回線ナビゲーターとして、インターネット回線の選び方やお困りごとに関する無料相談を300件以上行ってきた実績があります。
@internet_all_
instagram:@internetall.shey

目次

戸建てで光回線の工事ができない理由6選|多い順に掲載

戸建てで光回線の工事ができない理由6選

戸建てで光回線の工事ができない場合は、以下のとおり。

これらは単独で起こる場合と、複合的に起こる場合があります。

①建物の構造上、配管や引き込みルートが確保できない

戸建て住宅でも、必ずしも光ファイバーが通せるとは限りません。

なぜかというと、壁の中にある配管がすでに埋まっていたり、そもそも配管が用意されていなかったり、配管が細すぎて光ファイバーが通らなかったりするケースがあるためです。

配管が埋まっている場合は、エアコンダクトや換気扇の隙間、電話線での代用が可能ですが、場合によってはそれらも不可能な場合があります。

特に、築年数が古かったり、何度かリフォームをしていたりする戸建てでは、「見た目は問題なさそうでも、壁の中が想定と違う」ということが起こります。

このような場合、外壁に穴あけ工事が必要になったり、状況によっては光回線の工事自体ができないと判断されてしまうこともあるんです。

②エリア内でも光回線設備が未整備・収容不足

光回線の物理ルート

自宅が光回線の「提供エリア内」と表示されていても、すぐに光回線が使えるとは限りません。

なぜなら、最寄りの局舎や分岐設備に空きポートがない場合、物理的に光回線を引き込めず、工事ができないことがあるためです。

  • そのエリアで契約者が多い
  • 新築や人口増加で需要が急増した

このように、新しく開発された住宅地や、引っ越しシーズンなどで申込みが集中している地域では、「エリア内なのに工事不可」という判断が出ることも珍しくありません。

このようなケースは、住所検索だけでは分からないため、実際に申し込んでから初めて判明することもあります。

③電柱から建物までの距離や環境に問題がある

光回線は、基本的に近くの電柱から建物までケーブルを引き込む形です。

そのため、最寄りの電柱が遠かったり、敷地内や近くに電柱がない場合は、引き込み工事ができないことがあります。

また、ケーブルを通す途中で他人の敷地や道路を横断する必要があるケースでは、管理者や所有者の許可が取れず、工事そのものが進められないことも珍しくありません。

【ケーブルを通す途中で他人の敷地や道路を横断する必要があるケース】

【敷地内や近くに電柱がないケース】

見た目では判断しづらく、「いけそうに見えるのにダメだった…」というパターンも多いため、このあたりは現地調査で初めて分かることがほとんどです。

④建物の外観や構造上、穴あけや露出配線ができない

光回線の工事では、建物の外壁に小さな穴をあけたり、外壁に沿って配線を露出させたりすることがあります。

ただし、住宅の外観や構造によっては、そのような工事がそもそも認められていないケースも。

たとえば、以下のような場合、見た目や建物への影響を理由に、工事ができなかったり、工事を断られてしまったりすることがあるんです。

  • デザイン性を重視した外壁(戸建ての持ち主OKでも施工会社がNG)
  • タイル張りや特殊素材の外壁(穴あけ不可で断られることが多い)
  • 構造上、穴あけが難しい建物

「戸建てだから自由に工事できる」と思われがちですが、実際には建物の仕様で制限がかかることもあるんですね。

⑤電柱使用の許可が下りないことも

光回線の引き込み工事では、電柱から建物まで空中にケーブルを渡すケース(架空配線)がよくあります。

このとき必要になるのが、電柱を管理している電力会社や通信事業者の使用許可です。

ただし、以下の理由から許可が下りず、工事ができないと判断されることもあります。

  • すでに電柱がケーブルでいっぱい
  • 安全面や景観への配慮が必要
  • 周辺環境の条件が合わない

ここも利用者側ではコントロールできない部分なので、「申し込めば必ず工事できる」とは限りません。

個人の努力ではどうにもならない部分なので、どうしようもないですね…。

➅過去の配線状況や撤去工事の影響

「以前は光回線が問題なく使えていたのに、今回は工事不可と言われた」というケースもあります。

なぜなら、過去の配線ルートがそのまま残っているとは限らないためです。

特に、引っ越しや建て替え、リフォームをしていたりする住宅では、当時の配線状況がそのまま残っていないことも珍しくありません。

  • 配管をふさいでしまっている
  • 配線ルートが途中で壊れている
  • 別の用途で使われてしまっている

そのため、現在の建物状況を現地調査で確認することが重要になりますね。

現地調査当日に工事不可と判明することも多い

現地調査当日に工事不可と判明することも多い

事前に行われるNTT側での設備判定では問題なしとされていても、実際の現地調査で当日工事不可となることも少なくありません。

工事当日の現地調査で「工事不可」と判定される理由は、先ほど解説した6つの理由によることが多いです。

事業者は事前調査を嫌がるので、当日の現地調査で初めて発覚することが多いんです…。

もし当日に「工事不可」と判明した場合、その時点で「自動キャンセル」扱いになるため、解約金は発生しませんので安心してくださいね。

戸建てで光回線の工事ができない場合の対処法

戸建てで光回線の工事ができない場合の知処法

戸建てで光回線の工事が出来ない理由は光ファイバーを通す環境が整っていないからです。

光ファイバーが通せない場合、無線で通信できるインターネット、または光ファイバーではなくケーブルテレビ回線を使ったインターネットで対処することができます。

光回線のルーター
光回線
ホームルーター
ホームルーター
ポケット型WiFi
ポケット型WiFi
CATV(ケーブルテレビ)のシルエット | 無料のAi・PNG白黒 ...
ケーブルテレビ回線
月額相場5,000~6,000円4,000~5,000円2,000~4,000円5,000~6,000円
安定性
平均速度※538.0Mbps
158.6Mbps
106.3Mbps
271.9Mbps
工事ありなしなしあり
申し込みから利用開始まで7~14日2~3日3~7日7~14日
月間のデータ通信量無制限無制限制限あり
※無制限のサービスもあり
無制限
持ち歩き×××
※みんなのネット回線速度より

ネット回線
ナビゲーター
しぃ

個人的にはホームルーターを利用するのが一番おすすめです。

戸建てで光回線の工事ができない場合の対処法

ホームルーターを利用する

ホームルーター

戸建てで光回線の工事ができない場合、光回線の代わりとして最もおすすめなのがホームルーターです。

なるべく光回線に近い感覚で、失敗せずにインターネットを使いたいなら、ホームルーターを選んでおけば大きく外すことはないでしょう。

ケーブルテレビ回線は、数値上の速度は高めですが、混雑時間帯の影響を受けやすく、工事が終わるまで使用感が分からないデメリットがあります。

一方、ホームルーターは工事不要・データ使用量無制限・据え置き利用ができ、使い方は光回線とほぼ同じです。

平均速度も100~200Mbps前後出ることが多く、動画視聴や在宅ワーク、オンライン会議なら十分な速度が出ます。

そのため、光回線が使えない戸建てで「失敗しにくく快適に使えるインターネット」を探している人には、ホームルーターが最もおすすめですよ。

ポケット型WiFiを利用する

ポケット型WiFi

戸建てで光回線の工事ができない場合の対処法の2つ目は、「ポケット型WiFiを利用する」ことです。

ポケット型WiFiは端末にはよりますが、光回線やホームルーターほどの速度は出ません。

ただし、データ通信量のプランが多いので、普段インターネットをあまり使わない人は月額料金が節約できるメリットがあります。

また、唯一持ち運びができるインターネットのため、あまり家に帰らない、家より外出先でインターネットを使うことが多いという方におすすめですよ。

ケーブルテレビ回線を利用する

ケーブルテレビ回線

戸建てで光回線の工事ができない場合の対処法の3つ目は、「ケーブルテレビ回線を利用する」ことです。

ケーブルテレビ回線は、数値上の通信速度は比較的高めですが、利用者が多い時間帯は速度が低下しやすいという特徴があります。

そのため、実際の使用感は工事して使ってみないと分かりにくい点には注意が必要です。

ただし、すでにケーブルテレビを契約している場合や、インターネットとのセット割が適用できる地域では、月額料金を抑えられるケースもあります。

光回線やホームルーターが利用できず、地域のケーブルテレビ会社が提供している回線が使える場合は、選択肢のひとつとしてチェックしておくとよいでしょう。

戸建てで光回線の工事ができない場合のおすすめのインターネット
戸建てで光回線の工事ができない場合のおすすめのインターネット

とにかく速度・安定感を重視したいならドコモ home5g

ドコモhome5gのスクショ
※ドコモhome5gの公式サイトより

光回線の代わりでおすすめのホームルーターは、携帯キャリアの大手ドコモが提供しているホームルータードコモ home5gです。

ドコモhome5gの料金・スペック
月額料金5,280円
事務手数料4,950円
端末代金73,260円(1,538円+1,526円×47ヶ月)
→月々サポートで実質無料
キャッシュバック20,000円
※Amazonギフト券
回線速度最大4.2Gbps
回線ドコモ(4G, 5G)
データ通信量無制限
契約期間・契約金なし

ドコモhome5gは、速度や安定感が優れており、平均速度は約200Mbps。ホームルーターの中ではトップクラスの速度を誇ります。

また、通信制限がなく光回線に近い感覚で使えて、データ容量も無制限。

さらに、月額料金が5,280円なので、戸建ての光回線の相場よりやや安めに利用することができますよ。

固定回線として考えれば、コスパの良い選択肢です。

注意点としては、端末代金が実質無料のため、47ヶ月間利用しないと端末残債が発生してしまいます。

そのため、長く利用する前提で使うのがおすすめですよ。

速度や安定性はそこそこで料金を抑えたいならモンスターモバイル

モンスターモバイルのスクショ
※モンスターモバイルの公式サイトより

光回線の代わりでおすすめのポケット型WiFiは、月額料金の安さがトップクラスのモンスターモバイルです。

2年契約プラン縛りなしプラン
月額料金20GB/月1~6ヶ月目:1,650円
7ヶ月目~:1,980円
2,640円
50GB/月1~6ヶ月目:2,200円
7ヶ月目~:2,530円
3,190円
100GB/月2,948円3,938円
事務手数料3,300円
端末代金0円
最大通信速度下り:150Mbps/上り:50Mbps
回線ドコモ、au、ソフトバンク
契約期間2年(自動更新なし)なし
解約金1~2年目:月額料金の1か月分
3年目以降~:0円
なし

工事不要で申し込めて、端末が届けばすぐに使えるため、「光回線が引けない」「今すぐネットが必要」 という状況でも対応できます。

料金を抑えながらネット環境を整えたい人に、おすすめです。

ただし、広い戸建てで、家族など大人数が同時に使う環境には向いていません。

ポケット型WiFiは、以下の条件では速度や安定性が落ちやすくなります。

  • 建物が広い
  • 壁や階層が多い
  • 同時接続台数が多い

そのためモンスターモバイルは、「1人〜少人数世帯」「ネットは使えればOK」といったケースで選ぶのがおすすめです。

光回線が引けない戸建てでも固定回線で使いたいならJ:COM

J:COMのスクショ
※J:COMの公式サイトより

光回線が引けない戸建てでも固定回線のインターネットを使いたいなら、日本で最も多くの人に利用されているケーブルテレビ回線のJ:COMがおすすめです。

戸建てタイプマンションタイプ
回線速度1Gbps
月額料金~6ヶ月目:3,333円
7ヶ月目~:5,610円
~3ヶ月目:0円
4ヶ月目~:5,280円
事務手数料3,300円
※九州・山口エリアは3,080円
工事費47,520円
→ 新規加入で工事費実質無料
18,480円
→ 新規加入で工事費実質無料
契約期間2年2年
解約金5,610円
+撤去工事費用10,780円(自分で撤去する場合は0円)
5,280円
+撤去工事費用10,780円(自分で撤去する場合は0円)
提供エリア北海道・宮城県・東京都・神奈川県・千葉県・埼玉県・茨城県・群馬県・大阪府・兵庫県・京都府・和歌山県・福岡県・熊本県の一部エリア

ケーブルテレビの相場は、5,000~6,000円と割高ですが、その中でもJ:COMは、キャンペーンやセット割を活用することで、比較的安く利用できるのが大きな特徴です。

また、地域密着型のサービスを行っているため、通常の光回線サービスでは考えられない「訪問サポート」も行っています。

「インターネットの設定など難しいことは任せたい」「インターネットのことでわざわざ遠くまで出かけるのは億劫」という人は、初期設定からサポートまで任せられるJ:COMなら、手間をかけずに始められますよ。

さらに、インターネット単体だけでなく、テレビや電話とのセット契約ができるため、「テレビもネットもまとめて見直したい」という方にとっては、通信費の節約につながることもあります。

よくある質問

光回線の工事ができない場合はどうすればいいですか?

光回線の工事ができない場合は、ホームルーター・ポケット型WiFi・ケーブルテレビなどの光回線の設備を利用しないインターネットで代用できます。

それぞれのインターネットの特徴は、「戸建てで光回線の工事ができない場合の対処法」で解説しているので、自分に合ったインターネットを選んでみてくださいね。

光回線工事ができない築年数は?

光回線の工事ができない築年数に、明確な基準はありません。
ただし、戸建て住宅は築年数が古くなるほど、配管の詰まりや壁内部の障害物など、建物内のトラブルが起こりやすくなります。
その結果、築年数が古い建物ほど、光回線の工事ができない、または当日中に工事不可と判定される可能性が高くなる傾向があります。

まとめ

いかがだったでしょうか。今回の内容をまとめると以下のとおりです。

  • 戸建てでも光回線の工事ができないケースがある
  • 建物の構造上光ファイバーの引き込みができず、工事ができないケースが一番多い
  • 環境的な要因で光回線の工事ができないケースも
  • 導入できない場合は、代わりにホームルーターやポケット型WiFi、ケーブルテレビ回線なら利用できる可能性がある。

戸建てだからといって必ず光回線が引けるわけではなく、建物の構造や周辺設備の状況、エリアの環境によっては、どうしても工事ができないことがあります。

でも、そこで「ネットが使えない」と諦める必要はありません。

光回線が導入できない場合でも、ホームルーターやポケット型WiFi、ケーブルテレビ回線など、代わりになるインターネットはあります。

「工事できない」と言われたときこそ、落ち着いて別の選択肢を検討してみてくださいね (^^)

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