MENU

電話線しかないマンションで光回線(インターネット)を使う方法!

電話線しかないマンションで光回線(インターネット)を使う方法!

「電話線しかない家でも、光回線は引ける?」
「光回線が引けないなら、代わりに使えるインターネットが知りたい」

と思っていませんか?

結論から言うと、電話線しかないマンションで光回線が使えるかどうかは、あなたの部屋のコンセントを確認すると分かることが多いです。

電話線のコンセントがある光コンセントがある電話線も光コンセントもない
電話線のコンセント拡大光コンセント拡大図何も見つからないしぃさん
電話線から光回線を引ける通常どおり光回線を引ける光回線を引くには工事が必要

この記事では、電話線しかないマンションで光回線を引く方法、光回線が引けなかった場合の代替案などを、イラストをつかって詳しく解説していきます。

ぜひ、参考にしてくださいね。

この記事の監修者椎名椎名(しぃ)

2015年に当ブログ「internet-all」を立ち上げてから約10年間、光回線に関する情報発信に携わってきました。光回線の代理店で販売やコンサルティングも経験。インターネット回線の知識を活かし、ネット回線ナビゲーターとして、インターネット回線の選び方やお困りごとに関する無料相談を300件以上行ってきた実績があります。
@internet_all_
instagram:@internetall.shey

目次

電話線と光回線の違い

電話線と光回線の違い

電話線のコンセントがある部屋も、光コンセントがある部屋も、光回線は利用できます。

ただし、建物内部の配線方式が違うので、速度や混雑の体感に違いが出てくるんです。

電話線のコンセントがある光コンセントがある
配線の種類
(共有部から)
電話線
(メタル線)
光ファイバーケーブル
接続方式VDSL方式光回線方式
最大通信速度100Mbps1Gbps
平均実測値約30~90Mb㎰約522Mbps
安定性
メタル線のため、電磁波の影響を受けやすく不安定

外の電磁波と接触できない構造のため安定
電話線と光回線の違い

電話線と光回線は主に

  • 使っているケーブル
  • 出せる最大速度
  • 安定性

が異なります。

電話線の部屋は最大通信速度が100Mbpsほどで不安定。光回線の部屋は、最大通信速度が1Gbpsほどで高速・安定しています。

【電話線の部屋の人の口コミ】

【電話線から光回線に変えた部屋の人の口コミ】

VDSLから光回線化した人の口コミ

X(旧Twitter)を見ると、「電話線から光回線に変えて、速度が上がった」という口コミも。

このように、同じ光回線が使えても内部の構造が違うと、使われているケーブルや通信速度、配線の仕組みも全く異なります。

そのため、あなたの部屋に設置してあるコンセントが「電話線」なのか「光回線」なのかを、次の章で一度、確認しておきましょう。

あなたが見ているのは本当に電話線のコンセント?

あなたが見ているのは本当に電話線?

電話線のコンセントは、以下のような形をしています。

壁に取り付けられた電話線のコンセント
電話線のコンセント

よくあるのが、光回線をつなげるために使う光コンセントを電話線のコンセントと思い込むパターンです。

電話線と光回線のコンセントの違いは以下のとおり。

電話線光回線
電話線のコンセント拡大光コンセント拡大図
見た目縦長の差込口四角い差込口
差込口が青・緑の場合が多い
よくある表記「TEL」や電話機のマーク「光」「NTT」
光回線
(光回線よりは速度が遅め)

(最速で利用可能)
電話線のコンセントと光回線のコンセントの違い

電話線のコンセントは、縦長の逆ピラミッドのような形をしていて、「TEL」または電話機のマークがかかれていることが多いです。

光回線のコンセントは、「光コンセント」と呼ばれます。光コンセントには、「光」や「NTT」の文字がかかれていることが多いです。

形状は、写真のようにコンセントから離れている分離型の光コンセントの場合や、コンセントにくっついている一体型の光コンセントの2パターンがあります。

分離型一体型
光コンセント (分離型)光コンセント(一体型)
光コンセントの形状(2パターン)

どちらの形状の光コンセントでも、普通に光回線が使えますよ。

また、光コンセントと電話線のコンセントが両方ある場合もあります。その場合は、光コンセントを使ってしまえば、通常どおり、光回線として高速・安定の通信が利用できますよ。

自身の部屋のコンセントの状況に合わせて、解説を確認してくださいね。

部屋に電話線のコンセントがあった
(VDSL方式のマンション)
電話線から光回線を引ける
(工事は必要なし)
解説を見る>>
部屋に光回線のコンセントがあった
(光配線方式のマンション)
通常の光回線を引ける
(工事は必要なし)
解説を見る>>
どちらのコンセントもなかった
(ネット未導入のマンション)
光回線を引くには工事が必要解説を見る>>

VDSL方式のマンション|電話線から光回線を引ける

VDSL方式のマンション

お部屋に電話線のコンセントがあった場合、VDSL方式のマンションである可能性が高いです。

VDSL方式のマンションは、マンションの共有部まで光回線が通っていて、マンションの共有部から各部屋までは電話線で繋がる仕組みになっています。

メリット・デメリットは以下のとおり。

メリットデメリット
・電話線からチューナーなどを接続すれば使える・メタル線のため、電磁波の影響を受けやすい
・最大100Mbpsまでしか出ない
・回線を変更しても速度は改善しない

利用する上で知っておきたいのは、「共有部から引いてある電話線の部分が最大100Mbpsしか出ない」「メタル線のため電波干渉が起きやすい」などの理由で、速度が出にくい傾向があること。

大元の回線設備が100Mbpsまでしか出ないので、回線を変えて速度を改善することは難しいです。

VDSL方式のマンションで速度が遅い時の対処方法

VDSL方式のマンションで、速度が遅い時の対処方法としては以下の4つがあります。

対処方法難易度詳細
ホームルーターやポケット型WiFiを契約する簡単工事なしで利用できる
マンションで戸建てタイプを契約する
(工事あり)
普通大家・管理会社の許可が必要
VDSL方式を光配線方式に切り替える難しい大掛かりな工事が必要

建物の通信方式自体を、VDSL方式から光配線方式に切り替えるという方法もありますが、大家・管理会社の許可が必要であったり、工事費が高額&導入までの期間が長かったりするので、あまり現実的ではありません。

現実的な対処方法としては、「ホームルーターやポケット型WiFiで契約する」「工事ありでマンションや戸建てタイプを契約する」というものがあります。

特におすすめなのが、「ホームルーターやポケット型WiFiで契約する」方法です。

ホームルーターやポケット型WiFiの平均速度は、平均で約100Mbps出ているサービスもあるため、最大100MbpsのVDSL方式よりは速度が速くなる可能性が高いですよ↓↓

ホームルーターの平均速度161.8Mbps
ポケット型WiFiの平均速度107.2Mbps
※みんなのネット回線速度より(2025年11月19日時点)

どちらも工事が不要で、端末が届いたらすぐ利用できます。

光コンセントがあるマンション|通常の光回線を引ける

光コンセントのあるマンション

お部屋に光コンセント(「光」「NTT」などと書かれた四角い差込口)がある場合、光配線方式のマンションである可能性が高いです。

このタイプは、電柱からお部屋まで全て光ファイバーで繋がっているので、速度が速くて安定しやすいのが特徴があります。

メリット・デメリットは以下のとおり。

メリットデメリット
・通信が安定している
・快適な速度がでやすい
・速度が必要なオンラインゲームや配信も快適
・夜の利用者が増える時間帯はネットが混みあう

VDSL方式(電話線)のマンションと違い、電柱から各部屋まで最大通信速度1Gbpsで電波干渉が起きにくい光ファイバーを利用して通信しているので、快適な光回線が使えます。

また、大掛かりな工事が必要ない光コラボの光回線を選ぶことで、開通までの時間を早めることができますよ。

建物自体に光回線設備が未導入のマンション|光回線を引くには工事が必要

建物自体に光回線設備が未導入のマンション

お部屋に電話線のコンセントも光コンセントも見つからない場合、建物自体に光回線設備が未導入のマンションである可能性が高いです。

不動産会社や管理会社に直接問い合わせることでも、インターネットが導入されているかどうかを調べることができますよ。

マンションに光回線設備が未導入の場合の対処方法

マンションに光回線設備が未導入の場合の対処方法としては以下の方法があります。

対処方法難易度詳細
ホームルーターやポケット型WiFiで契約する簡単工事なしで利用できる
マンションで戸建てタイプを契約する
(工事あり)
普通大家・管理会社の許可が必要

「配線設備が関係ない無線通信のホームルーターやポケット型WiFiを契約する」「マンションで戸建てタイプを契約する」といった対処法です。

「マンションで戸建てタイプを契約する」対処法は、開通までの時間はかかりますが、直接部屋に光回線を引きこむので速度がでやすく、通信が安定しているメリットがあります。

ただし、戸建てプランなのでマンションプランより月額料金が割高で大家さんや管理会社の許可が必要なので、導入の難易度は高めです。
戸建てタイプの導入で工事の許可を得る方法を見る>>

反対に「ホームルーターやポケット型WiFiで契約する」対処法は、端末が届いたらすぐにインターネットを利用できます。

大家さんや管理会社の許可や工事も必要ないので、手軽で最もおすすめの方法です。

戸建てタイプの導入で工事の許可を得る方法

マンションに、戸建て用の光回線を導入する場合は、必ず管理会社や大家さんの許可を取るようにしましょう。
許可を取らずに、無断で工事を行うと、トラブルになったり修復費用を請求されたりします。

許可を取る際は、以下の部分を忘れないで伝えてくださいね。

伝えるポイント
  • 工事内容(どんな工事をするのか)
  • 原状回復(工事後、退去する際は設置した光コンセントの撤去・配線の取り外し、取り外し後の原状回復)
  • 外壁への穴あけの有無
    ※穴あけを行わない場合(既存のエアコンダクトや電話配管の利用)を提案

外壁への穴あけの有無は、工事日にならないと分からないケースも多いです。

穴あけが必要になった場合、外壁への工事が必要と判断された時点で、作業員さんから説明が入ります。

説明を聞いたうえで、工事を中止することもできるので安心してくださいね。

【まとめ】電話線しかないマンションで使えるインターネット

電話線しかないマンションで使えるインターネット一覧

電話線しかないマンションで使えるインターネットの一覧は以下のとおりです。

VDSL光回線光回線
(戸建て引込み)
ホームルーターポケット型WiFi
※WiMAX系
工事不要な場合が多い必要不要不要
開通まで2~3週間1ヶ月~1ヶ月半端末が届いてすぐ端末が届いてすぐ
最大速度100Mbps1Gbps1Gbps1Gbps
平均速度30~50Mbps522Mbps162Mbps105Mbps
速度・安定性
月額料金3,500~4,500円4,500~6,200円4,000~5,000円4,000~5,000円
導入難易度普通難しい簡単簡単

電話線しかないマンションで、最速で安定するのは、戸建てタイプを引き込む方法です。

ただし、大家さんや管理会社の許可が必要で導入の難易度が高く、開通まで時間がかかるデメリットがあります。

VDSLの光回線は、部屋まで電話線が来ていれば工事が不要な場合が多いですが、速度が遅いです。

サイトの閲覧やLINEなどの速度があまり必要ない用途ではあまり困らないものの、オンラインゲームやビデオ通話などの速度が必要な用途では、物足りないと感じることが多いでしょう。

ホームルーターやポケット型WiFiは、とにかく導入しやすいのが強みです。また、平均速度も電話線のマンション(VDSL光回線)の倍以上出ます。

「光回線ほど速度は必要ないけど、VDSLの光回線より快適に使えるようになるといいな」と感じている人は、ホームルーターやポケット型WiFiを検討してみてくださいね。

状況おすすめ
速度の速いインターネットが使いたいVDSL光回線
光回線(戸建て引込)
おすすめの光回線を確認>>
工事をしたくない
なるべく早く開通したい
ホームルーターおすすめのホームルーターを確認>>
インターネットの料金は安い方がいい
一人暮らしである
ポケット型WiFiおすすめのポケット型WiFiを確認>>

おすすめの光回線|@スマート光

※スマート光公式サイトより

電話線しかないマンションでは、独自回線という種類の光回線(auひかり・NURO光)は物理的に引けない可能性が高いので、光コラボという種類の光回線がおすすめです。

光コラボでおすすめのなのが、@スマート光。

@スマート光は混雑に強い最新の通信方式の「v6プラス」が無料で使えて、月額料金もトップクラスの光回線です。

戸建てタイプマンションタイプ
回線速度1Gbps
月額料金4,730円3,630円
事務手数料3,300円
→ キャンペーンで無料
工事費22,000円
→ キャンペーンで無料
契約期間なし
解約金なし
提供エリア全国

初期費用の工事費・事務手数料はキャンペーンで無料、契約期間や解約金もないので、導入や解約の際の料金コストもかかりません。

実際の利用者の実測値をまとめて平均速度を計測している「みんなのネット回線速度」を見ても、507.67Mbpsの速度が出ています。

ネットの速度は100Mbps出ていれば、ほとんどの用途で快適に利用できるので、これだけ速度が出ていれば安心ですね。

@スマート光のサービス内容については、以下の記事でくわしく解説しているので、気になった方は確認してみてください。

おすすめのホームルーター|とくとくBBホームWi-Fi

とくとくBBホームWi-Fi

工事をせずに、光回線並みの速度でインターネットを使いたい人におすすめなのが、ホームルーターのとくとくBBホームWi-Fiです。

ホームルーターは無線WiFiを使ったインターネット回線で、端末が届いたら、コンセントに挿すだけでインターネットに接続できます。

工事をしたくなかったり、なるべく早く使い始めたかったりする人には助かりますね。

とくとくBBホームWi-Fiの料金・スペック
月額料金初月~5ヶ月:390円
6~23ヶ月目:3,773円
24ヶ月目以降:4,928円
事務手数料3,300円
→ キャンペーンで無料
端末代金27,720円
(1,155円×24回)
キャッシュバック31,000円
(優待コード「XPLG」のご利用で)
回線速度最大4.2Gbps
回線WiMAX 2+, au 4G LTE, au 5G
データ通信量無制限
契約期間・契約金なし

実際の利用者の実測値をまとめて平均速度を計測している「みんなのネット回線速度」を見ても、118.07Mbpsの速度が出ています。

また、初月~5ヶ月までは390円と破格の月額料金で利用できます。6ヶ月目以降は料金は上がりますが、それでもホームルーターの月額料金の相場より安く利用できますね。

優待コード入力でキャッシュバック増額中

とくとくBBホームWiFiでは、通常25,000円のキャッシュバックがもらえますが、申し込み画面で優待コード「XPLG」を入力すると、6,000円が増額され31,000円のキャッシュバックが受け取れます

もちろん、入力を忘れても25,000円はきちんと受け取れるので安心です^^

満額もらいたい方は、申し込み画面で次のように入力してくださいね。

とくとくBBホームWiFiの優待コード

万が一インターネット(WiFi)を利用できないほど電波状況が悪い場合は、初期契約解除制度により契約書を受領した日から8日以内であれば解約金なしで解約できるので安心してください。

ポケット型WiFiという選択肢もあるが、おすすめはホームルーター

ポケット型WiFiという選択肢もありますが、結論としておすすめなのはホームルーターになります。

なぜなら、速度と安定性のバランスがポケット型WiFiよりも良く、料金もほぼ同じだからです。

ポケット型WiFiで、しっかり速度が出るのはWiMAX系の端末になります。

しかし、WiMAX系の端末は月額料金がやや高めで、以下のような料金設定になっています(ホームルーターと同じくらいの料金です)。

月額料金
GMOとくとくBBWimax端末発送月:1,375円
1ヶ月目~:4,807円
BIGLOBEWimax1~24ヶ月目:3,278円
25ヶ月目~:4,928円
カシモWimax1ヶ月目:1,408円
2ヶ月目~:4,818円

WiMAX系の端末以外のポケット型WiFiだと、10~20bpsとVDSLのマンション並みの速度になることが多いです。

つまり、ポケット型WiFiを選ぶより同じくらいの月額料金で、より速くて安定するホームルーターを選んだ方が満足度は高いと言えるでしょう。

よくある誤解

よくある誤解
  • 電話線(モジュラージャック)をLANケーブルとして使うことはできない
  • 電話線 → 光回線に変換する機器はない

電話線(モジュラージャック)をLANケーブルとして使うことはできない

よくある誤解の1つ目が「電話線をLANケーブルだと思ってしまう」ことです。

電話線の差込口をLANポートだと思って、挿すだけでネットが使えると勘違いする人が多くいます。

LANポートを挿すだけでは、光回線は利用できないので注意してくださいね。

電話線 → 光回線に変換する機器はない

よくある誤解の2つ目が「電話線を光コンセントに変換できる機器があると思ってしまう」ことです。

多くの人は「電話線を光回線に変換する機器があるのでは?」と考えがちですが、これはUSB→HDMIのような変換アダプタのイメージから来る誤解です(__)

Amazonの検索結果画面
調べてみましたが、変換機ではなく分配機のみ出てきました。

最近は、便利な変換ケーブルが家電量販店やAmazonで売っていたりしますが、電話線を光コンセントに変換する機器などは今のところ存在しません。

まとめ

いかがだったでしょうか?今回のことをまとめると以下のとおりになります。

  • マンションに電話線しかない場合、光回線は引けるが速度が遅い
  • 部屋に光コンセントがある場合、光回線が引ける
  • マンション自体に光回線の設備がない場合は光回線を引くのに工事が必要

マンションに電話線のコンセントしかない場合、光回線は引けますが速度は遅いです。

快適に利用したいなら、工事ありで戸建てタイプを引き込むか、ホームルーターの導入がおすすめですよ。

あなたのライフスタイルにあったインターネットを、選んでくださいね。

お役に立てたらいいね・シェア・コメントをお願いします♪

もし、この記事が少しでもあなたのお役に立てたと感じられたら、1つでいいのでいいねやシェア、コメントをしていただけませんか?

これからも役に立つコンテンツを作っていく励みになります^^*

よかったらシェア・いいねしてね!

読者の方からのコメント

コメントする

これからインターネット回線を契約する人やすでに契約中の人の参考になるように、 良い点や悪い点を客観的にコメントしてください。
誹謗中傷や暴言、個人を攻撃する発言など、第三者を不快にするコメントは非公開とします。
また、事業者へのクレーム、個人情報が含まれたコメントも公開できませんのでご了承ください。
※スパム対策のため、日本語を含まないコメントは無効になっています。

・まだコメントはありません。

 
以下のQRコードからLINEの友だち追加ができます LINE友達追加QRコード お気軽にご相談くださいね(^^)
目次